ホワイトクリスマスならぬホワイトバレンタインデイとなった14日、
都内では比較的雪の積もりにくい中央区もうっすらと雪化粧をしました。
写真はわが家のバルコニーから撮った佃公園の雪景色です。
*ご存知の方も多いと思いますが、写真に写っている江戸風のデザインの灯台、実は公衆トイレなんですよ。
さて、こんな雪の日に思い出していただきたいのが、劇作家北條秀司さんの句、「雪降れば佃は古き江戸の島」。この句の碑が、住吉神社から隅田川に向かって少し歩いたところ、3軒の佃煮屋さんが集まっている一角に建っています。
今度雪が降ったら(もちろん降らなくても)、ぜひこの句碑を見にいらして下さいね。
余談ですが、ニューヨ-クのマンハッタン島の西側を流れるハドソン川は冬にしばしば凍ります(北から流氷が流れて来る)。一方、東側を流れるイーストリバーは凍りません。その理由はイーストリバーの水は塩分の多い海水だからです。東海岸の極寒の冬でも、イーストリバーは凍らず船の出入りが可能だったため、マンハッタン島は数百年前から貿易で栄えたのだそうです。隅田川も河口付近のこのあたりは海水なので凍る心配はなく、江戸の水上貿易&交通の要として栄えた理由はここにもあるのかもしれません。もっとも、今よりかなり寒かったと推測される江戸時代とはいえ、さすがに川が凍るほどではなかったでしょうけれど。