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彗星蘭とニチレイフラワー

[まぴ★] 2011年2月18日 16:00

前々回、シルヴァンという彗星蘭を使った化粧品をご紹介しましたが、
その彗星蘭のお話から、ニチレイではお花の事業として、
ニチレイフラワーがあり、彗星蘭の生産販売や、
その他の蘭の種苗の生産や販売をされているというお話を伺いまして、
シルヴァンの金子社長さんからご紹介頂いて、
ニチレイフラワーの清水所長さんに取材させて頂きました。
ニチレイフラワーの事業所は新富町の佃大橋の少し手前にあります。

 

最初に目がとまったのは、事業所のテーブルに飾られていた
ガラスの中のお花でした。
「エバーフラワー」というお花ですが、
プリザーブドフラワーよりも長持ちするドライフラワーで、
日立が宇宙実験室などに利用している真空技術と生化学反応を駆使して開発されたそうです。

ニチレイと日立は同じ系列の会社だったんですね~!

 

RIMG5980.JPG

 

保証期間は1年ですが、所長さんのおうちにあるものは
もう20年も色あせずきれいなままただそうです。

たまたま結婚祝いに頂いたそうですが、「EVER」という名前からも
結婚祝いはもちろん、色んなお祝いで使えそうですね。

 

さすがに大きな物は値段もいいですが、5000円くらいの可愛いものもあります。

 

日立オートサービス・エバーフラワーのホームページ

 

そして、彗星蘭のお話です。
彗星蘭はオドントグロッサムといい、発見されたのは19世紀。
ヨーロッパの貴族や英国王室で親しまれた希少なお花だったそうです。
日本に伝えられたのは、明治35年で、内国博覧会にて大隈重信や酒井忠興が紹介。
そしてニチレイに洋蘭プロジェクトチームが発足されたのは1984年で、
1985年には世界蘭会議に出展もされていたそうです。

彗星蘭には種類もたくさんあってびっくりしました。
化粧品に使われていたのはシルヴァンですが、
私の見た目のお気に入りは「マリーノエル「ベラノ」」という彗星蘭でした。
この品種は07年の世界蘭展日本大賞でレッドリボン賞を受賞しています。

 

ピンクの花でものすごく可愛いのですが、カタログで見ただけなので、
明日から始まる世界らん展日本大賞で実物を見てみたいと思います(*^^*)

 

世界らん展日本大賞の公式ホームページ

 

もちろん、東京ドームでの世界らん展でも、彗星蘭だけではなく、
デンドロビウム、シンビジュームやそれ以外の蘭もたくさん出品されるそうです。
それも、咲ききっていない、蕾が多いもの。家庭で育てやすいものだけを選ばれるそうです。

確かに満開の花は楽しめる時間が短いですし、
花が咲いていく過程が見れると、さらに楽しみも倍増します♪
1株2000円前後で買えるそうです(*^^*)

 

東京ドームの照明は、もともと野球のための施設なので、
カクテル光線(ナイターの照明)というのが使ってあって、
赤やピンクより、黄色や白の花がきれいに見えるそうです。
ちょっとトリビアな豆知識でした(笑)

 

あと、事業所に置いてあった胡蝶蘭が、ちょっと小ぶりで可愛くて、
でも胡蝶蘭なので気品があって、高そうに見えたのですが、
なんと、2本立で送料込み5500円だそうです。プレゼントにもいいですね!

 

RIMG5977.JPG

 

そして、きれいな薔薇のプリザと、
フレッシュベジのレタスとラディッシュを頂きました。

 

 

 RIMG6074.JPG

 

子供の頃からあまり土と縁のない環境だったので、
本当にレタスなんか出来るんかな?と半信半疑な分、楽しみでもあります(*^^*)

 

ちなみに長野に3000坪の彗星蘭の温室があり、10~5月が最盛期だとか。
ホームページで、彗星蘭でいっぱいのハウスの写真が見れます。

所長さんはそのお近くに住み、東京まで通われてるそうです。
蘭展のご準備でお忙しい中、1時間も色んなお話をして下さり
お花を愛する穏和なお人柄の所長さんでした。

 

ニチレイフラワーのホームページ