日本橋鮒佐の創業は江戸時代末期、第13代徳川家茂公の時代です。
今から149年前の1862年(文久2年)です。
初代は大野佐吉で千葉県出身の武士でした。
当時は剣士として北辰一刀流免許皆伝の腕前だったそうです。
或る日、釣りをする為に船を出したのですが品川沖で時化(しけ)に遭い佃島に流れ着き、佃島の漁師が雑魚を塩煮しているのを見て、ヒントを得、小魚を醤油で煮込み売り出しました。
浅蜊、蛤、蜆で佃煮を作った所、評判がよく武士を捨てて名も鮒屋佐吉となったそうです。
現代は四代目、宮内隆平様が先祖代々受け継いだ味を更に工夫して釜場にも立ち、商品つくりに励んでいらっしゃいます。
下記は私の買った御土産です。
「日本橋ふりかけ」「小女子くるみ」「鮒甘露煮」
夕食に少しづつ味見をしました。
3種類共にそれぞれの味の特長があり大変に美味しいです。
佃煮がいつも食卓に一品あると心楽しい食事になりますね・・・・・
芭蕉句碑です。 発句也松尾桃青宿の春
若い頃の芭蕉は桃青と名のっています。
松尾芭蕉は1672年(寛文12年)29歳の時に伊賀上野から江戸に出てきました。
1680年(延宝8年)37歳までの8年間を小田原町(現在の室町1丁目)で過ごしています。
古文書やその他の文献から東大教授などの調査により現在の場所に句碑を置く事になり区長もセレモニーに出席なさっています。
※ 現在、鮒佐の四代目は自ら釜場に立ち、商品作りに励んでいらっしゃいます。
そのような心がけの中より素晴らしく美味しい佃煮が出来上がる・・・・・・のですね。
初対面にも関らず 四代目、宮内隆平様と沢山の御話させて頂きました。
日本橋は「○○○・・・跡ではいろいろな場所が多く残っていますが ○○○跡だけではなく、もっと何かを創り出さねばならないと思います・・・・・と話して下さった事が印象に残りました。
有限会社 日本橋鮒佐
本社 東京都中央区日本橋室町1-12-13
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