浜離宮恩賜庭園 中央区浜離宮庭園1-1 03-3541-0200
浜離宮「新銭座鴨場」の向かい側土手に八重咲き山吹が群生しています。
細くしなやかに伸びた緑の枝が太陽に照らされると花は黄金色に輝きを増します。
七重八重 花は咲けども山吹の 実の一つだに なきぞ悲しき
太田道灌との古事で有名な山吹は八重咲きと考えられ実はつきません。
昔、勉強した事を思い出す方は多いと思います。
八重き山吹
本霧島(江戸キリシマ系)
緋色一重、雄蕊5本・・・江戸キリシマの代表的な品種です。
約350年前に江戸に伝えられました。
当時は江戸にはこのような華やかな色の花はなかったので江戸市民は大変な驚きだったようです。
江戸はもとより全国に伝わりました。
「錦秋枕」には名花として紹介されています。
江戸時代、浜離宮の御亭山には「つつじ」がギッシリ植えられて春は紅く火を噴いた様に輝いていたそうです。
現在は「潮入りの池」の畔や「御亭山」その他に植えられています。
紫琉球(リュウキュウ系)
薄紫色一重、雄蕊は10本。がくに粘りがあります。
紫色の大輪のツツジは総称して「紫琉球」とよばれます。
花色は濃い色や薄い色があり変化は様々です。
「潮入りの池」の「お伝い橋」を「鷹の茶屋跡」の売店に向かって渡ると右側に咲いています。
今が見頃です。