中央区の横山町、馬喰町界隈といえば、言わずと知れた東京の問屋街です。
今も日中に訪ねると、あちこちの店から活気が流れ、「商いの町」という実感がします。
都営新宿線の〔馬喰横山〕駅から外へ出るとすぐにそこが、横山町の問屋どおりの入口です。
〔馬喰町〕という名はJR総武快速線の駅名にも採用されていますが、歴史の本によると、徳川家康が江戸入府の際に馬方(博労)をこのあたりに配置したのが発祥とか。
また〔横山町〕は江戸時代にこのあたりに知行地を持っていた御家人の横山氏の名から来ているとのことです。
主に現金卸売りの店が中心ですが、最近は一般客に小売してくれる店も多くなったので、ぶらぶら歩きながら、雰囲気を味わうのも楽しいものです。
ただ、あくまでも商売人の町ですから、
お店の邪魔にならないように様子を見ながら出入りするのも客のマナーではないかと思います。
ちょっとしたタオルやふきんをまとめ買いしてみたり、外出用の上着を安く手に入れたり、思い思いに楽しむことができます。
できれば平日の昼下がりにのんびりと散策するのをおすすめします。