「徒然草」117段の「わろき友7つ」のあとに続く「よき友3つ」の中、「医師(くすし)、知恵ある友」の第一に挙げていたのは「物くるる友」だったのは覚えていらっしゃいますか?
授業で初めてこの段に出会った時、「物くるる友がよき友だなんて兼好法師ってケチで意地汚い」と、とてもショックだったのを今でも思い出します。(若かったのです)
今回ご紹介する「たちばなのはかりんとう」は、私の「物くるる友」からの時々のいただきもの。
「かりんとう」の起源は「遣唐使がもたらした唐菓子」「南蛮菓子のひとつ」など諸説あって不明だが、世界中に似たお菓子は多いようだ。大別して揚げたあと「黒砂糖」か「白砂糖」の蜜をかけるかだが、こちらのは白砂糖タイプ。太目の「ころ」細めの「さえだ」の2種。透明感のある飴色の衣をまとったつやつやとした光沢のかりんとうはとても上品でサクッとした軽い感触もいい。カロリーを気にせず一袋まるごと一度食べてみたいという誘惑にかられる。「東京の三大かりんとう」と紹介している雑誌もあるのもうなずける。袋入りは自宅用に、お土産には缶入りがオススメです。
袋入り:300G 800円、丸缶1100円~5000円、角缶1300円~3700円
たちばな:中央区銀座8-7-19江安ビル 1F
TEL03-3571-5661
営業時間11:00~19:00(土曜~17:00日祝休み)