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六月の新橋演舞場ー「見る」楽しみ

[滅紫] 2011年6月10日 21:49

10日昼の部を観る。お目当ては仁左衛門さんと孫の千之助君の「連獅子」。「祖父と孫の連獅子」は本公演では初とか。千之助君はH.15年3歳での初お目見え、翌16年の「お祭り」の若鳶千吉での初舞台から観ているだけに、11歳になって「連獅子」を演る成長振りが嬉しい。

H.17年の18代勘三郎の襲名公演を観るためにイタリアから一時帰国した友人の母上が「鰯売り」を観ながら「初舞台(S.34年)の桃太郎であの小さかった勘九郎ちゃんがこんなに立派になって。。。」とウルウルしながらご覧になっていたのを思い出した。とはいえこちらもすっかり千之助君の親戚のオジサン・オバサンと化しているのに苦笑い。でもこれも歌舞伎を見る大きな楽しみの一つ。

肝心の舞台は大スターの祖父仁左衛門さんに「伍して頑張ろう」という意欲がちょっと小柄な全身にあふれんばかりで満場の拍手。「立派」の一言。各紙の劇評にもあったが「あっぱれ!11歳」である。昼の部は他に「頼朝の死」「梶原平三誉石切」。

夜の部は吉右衛門さんの「団七九郎兵衛」に仁左衛門さんが「一寸徳兵衛」を付き合う「夏祭浪速鑑」。二人が同一舞台に立つのは33年ぶりとか。見逃せない舞台は来週のお楽しみ。他に「吹雪

峠:「かさね」

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