7月27日(水)「まち歩き」ツアー産業コースの日本橋老舗コース②開催されました。
木屋→山本海苔店→日本橋貝新を巡りました。
(その1)では「日本橋木屋」を御紹介いたします。
昨年秋頃までは中央通りを挟んで三越本店の向かい側にありましたが「コレド室町」の1階に入り三井本館の向かい側になりました。
メトロリンク(無料)「日本橋室町1丁目」バス停の前が「木屋」です。
熈代勝覧(ぎだいしょうらん)・・・・・輝かしい時代の素晴らしい景色
絵に描かれているのは当時、普請中の木屋幸七店(本店)を含め四件の木屋が並んでいます。
一番右寄りの木屋の暖簾は現在の刃物の木屋で使用している商標と全く同じ井筒木(いづつき)
井筒の枠の中に屋号の木屋の字が入っている)の紋入りです。(絵の中に小さな→を書きました)
文化2年(1805)頃の江戸の今川橋から日本橋までの大通りを東側から俯瞰し、通りの西側の町並が約12mの長さで描かれている大作です。
屋号「木屋」発祥の由来
豊臣家の薬種商として御用商人だった九兵衛は徳川家康公の招きにより当主の弟が別家して江戸に下って本町に店を持ちました。
大阪の本店と分かれたので姓の林を二つに分け「木」と用いて「木屋」と称したと伝えられています。
刃物の木屋創業
伊勢桑名より出て木屋本店に精励した初代「伊助・加藤伊助」に暖簾分けを許され寛永4年4月(1792)日本橋室町に打物問屋「木屋伊助商店」を興しました。
当時は大工道具を主に刃物類を扱っていましたが幕末には洋刃物も輸入するようになりました。
丁度7月末までセールをなさっています。
素晴らしい包丁や鋏の数々の他、砥石や爪きり・・台所で使用する小物も数多く並んでいました。
包丁の砥ぎ方を教わったり・・・・・よく切れる包丁で切った刺身の味は美味しいとの事・・・・・
又、度々自分で包丁を砥ぐ必要がある事を教わりました。
ハンドル材は天然材でホウとケヤキは和包丁に・・・・・
紫檀と黒檀は洋包丁に・・・・・使うそうです。
商品の中にとてもよく切れる「爪切り」を見つけたのですがやはり人気商品だそうです。
爪も飛ばずにとても良い切れ味でした。
「コレド室町」の中にある老舗は私達には敷居が高いようですが決してそんな事は無く気さくな御店です。まだいらしてない方も一度 訪ねてみて下さいね・・・・・楽しいですよ・・・・
東京都中央区室町2-2-1
コレド室町1階 電話 03-3241-0110
上記コースは9月28日(水)にもう一度、予定されております。
皆様どうぞお申し込み下さい。 中央区観光協会「まち歩きツアー係」まで