ネット書店隆盛の昨今だが週に一度は書店をのぞく。今日は銀座教文館へ。お気に入りの書店の一つだ。
教文館は1885年創立のキリスト教関連書籍の版元であり書店でもある。今のビルは1933年アントニン・レイモンド設計になるクラシックな感じのする銀座でも雰囲気のある建物だ。
まずは1Fの雑誌売場で旅行予定の温泉ガイドを見つけた後、2Fの和書売場へ。平積みの新刊の隣は「今こそ向田邦子」フェア開催中。(没後30年なのですねー)旬の時事問題テーマのコーナーもあり、書店は「凝縮した現在(いま)」を見せてくれる空間だとあらためて感じる。ネット書店にはないもののひとつだ。本屋さんの棚を見て回るのは楽しみなので気が付かないうちに時間が経過している。足も眼も疲れちょっと一服つきたくなる。そんな一休みにこのカフェは最適。銀座通りを見下ろす窓際のカウンター席へ。ブレンド(480円)とケーキはキャラルポワール(240円)を。コーヒーの香りに包まれながら(ここのコーヒーは注文を聞いてから挽いてくれるのです)買った本を読むでもなくパラパラめくる、銀座通りを横切る人や車を見るとも無く見るーというのは至福の寛ぎのひとときだ。
ロケーションの良さから考えると満席に出会ったことがないのは不思議な程。コーヒーは美味しいし値段は場所柄からするととても良心的だし店員さんが落ち着いていて雰囲気がいい。「穴場」です。
買った本を読むだけではなくちょっとした打ち合わせや待ち合わせにオススメです。(あまり混んで欲しくないので有名になりすぎないで欲しいという複雑なきもち)
CAFEきょうぶんかん:
中央区銀座4-5-1 11:00~19:00、日13:00~19:00 教文館ビル4F