これまでぼくの大好きな中央区のスポットをいくつかご紹介してきましたが、さらに国際的魅力をアピールするために、フランス・パリの風景と比較しながら、奥深さを探訪してみたいと思います。
かねてより、ぼくは「中央区は世界の国際都市と肩を並べるべき日本の都市文化の拠点」として、自信と誇りを持つべきと考えてきました。実際にそれだけのコンテンツと実力があると思います。つまり、ロンドン、パリ、ニューヨークなどの中心部の町と良きライバルでありたいと思います。
中でもパリ市は東京都と1982(昭和57)年に姉妹都市提携していますし、国としても3年前に、「日仏交流150周年」を迎えたところです。そして、極めつけは、1989(平成元)年に提携された「隅田川―セーヌ川友好河川」のつながりです。
佃公園の一角に「隅田川・セーヌ川友好河川記念植樹」を示す木標が建っています。
また、石川島公園のなかには〔パリ広場〕が設けられており、国際親善を実感するスポットとなっています。
なお、この時に当時のフランス大統領ジャック・シラク氏から寄贈されたのが、中央大橋の橋央部に立つ〔メッセンジャー像〕です。
隅田川の流れを見守るような姿が印象
セーヌ川もまた、パリという世界一の国際観光都市を支える〝看板役者〟です。
パリと東京、それぞれの中心部を貫き、住民にも観光客にも親しまれているこの二つの友好河川の景色を見比べながら、魅力に触れていきたいと思います。お付き合いいただければ幸いです。