今日は「彼岸の入り」。
「暑さ寒さも彼岸まで」との諺(ことわざ)もあるように一年の中でも過ごしやすい気候を迎え、古来 " 自然の恵みに感謝し、先祖を敬い供養する" 彼岸会法要の行事が定着している。
この時季を象徴する花が「ヒガンバナ(彼岸花)」。 (その多くは3倍体の染色体をもち)花は咲くけれど実は結ばない。球根が分かれ栄養繁殖することから、秋の彼岸ともなると各地で一斉に花を咲かせると云われている。
花の季節と葉の季節が異なるのもユニーク。
里山にあっては、稲穂の黄・空の青・雲の白・草木の緑によく映え、都会のなかでも真っ赤な花は存在感がある。
ここ佃公園では、赤色の「ヒガンバナ(彼岸花)/マンジュシャゲ(曼珠沙華)」の他に、黄色の「ショウキズイセン(鐘馗水仙)」、薄桃色&白色の「シロバナマンジュシャゲ(白花曼珠沙華)」(2倍体のヒガンバナとショウキズイセンの交雑種と云われる)が開花中。