10月最後の日曜日、心配していた雨も日中はほぼ持ちこたえて、気持ちのいい秋の休日になりました。
この日は〝中央区まるごとミュージアム〟が開催され、区内のあちらこちらで多くの人が観光やウォーキングなどを楽しむ姿を目にすることができました。
中でも〔日本橋〕では、「日本橋まつり」が開催され、大変な賑わいを見せていました。現在の橋が架けられてから百周年という節目だそうで、お祝いムードもいやおうなしに高まります。
現在の日本橋は、1911年に建造されて以来、日本の成長を見守ってきました。1999年には国の重要文化財として指定されています。ルネッサンス式の威風堂々とした橋です。昨年暮れまで〝日本橋クリーニングプロジェクト〟により、洗浄が進められ、化粧直しも整ってこの日を迎えたところです。
1963年に東京オリンピックの都市整備の一環で首都高速が橋の上空を覆うようになって以来、かつての姿を懐かしむ声も多いのですが、地元の古老が「当時はオリンピック祝賀ムード一色で、高速道路も新しい時代の象徴のように思えた」とおっしゃっていたのを想いだします。今の時代になってようやく都市の美観という問題をしっかり考える余裕もできたのかもしれません。
それにしても、長い間、地域の誇りとして存在感を示してきた〔日本橋〕あっぱれ!という気持ちに包まれれました。
それはともかく、この日は、様々なイベントが日本橋界隈でも繰り広げられました。日銀本店前にクラシックカーが勢揃いしたり、日本橋川には賑々しくお祝いの舟が行き交ったりしました。
来月末まで「中央区観光商業まつり」も引き続き開催されています。百貨店や商店会を中心に楽しい企画が準備されているほか、〝宝探しゲーム〟も好評実施中です。是非この機会に区内の楽しいスポットを訪問してみて下さい。 【中央区商店街連合会60周年記念「宝探しゲーム」】
ますます豊かに実る秋の中央区。皆で大いに楽しみましょう。