江戸幕府の誕生と共に1603年に建架された「日本橋」は、その後何度も改修や架け替えを繰り返し、1911年(明治44年)にそれまでの木造から現在の石造りニ連アーチ橋となり今年で100周年を迎えた。
10月30日(日)には「日本橋架橋百年祭」と題して「第39回日本橋・京橋まつり」と「日本橋架橋100周年記念まつり」が合同開催され、日本橋界隈が一日中賑わいにつつまれた。
架橋翌年には五街道の起点に定められ、陸運・水運の中心地として栄え、全国から多くの物資が集まり当時世界最大級の都市「江戸」の経済繁栄を支えた。
「舟運まつり」では、往時を偲び日本古来の木造小型船「和船」による舟運行列が繰り広げられた。
「小江戸3市」といわれる川越市、栃木市、香取市で観光に使われている和船が、東京を巡る「水の道」を蘇らせることを目指し「日本橋」の橋詰めに今春新たに設置された「日本橋船着場」に集結。
荷舟や嫁入り舟など多種多様な舟が行き交った江戸時代の河岸の賑わいが再現された。