「平成23年中にやっておきたいこと。」
毎年迎える年の瀬なのですが、道半ばがたくさんあって・・・。
おおそうだ。
妻の「もんじゃ焼き、食べたことない」に、「そのうちにね」のまま時が過ぎていた。
さあ、今年のうちにケリをつけておこう。
もんじゃ焼き。
東京下町のあちこちで、味と風情を競っていますが、ここはやはり、多くの専門店が立ち並ぶ月島へ向かいましょう。
中央区月島の西仲通商店街は通称「もんじゃストリート」。
東京メトロ有楽町線月島駅、7番出入り口を上ると、もう店舗がずーっと続いています。
通りの東側に「月島もんじゃ振興会」さんがあり、そこでもんじゃ屋さんの案内図を手に入れましょう。
地下鉄の改札口から、食べるぞという意思を漲らせた人が、各々の目的の店舗を目指しますから、その姿を追ってみるのも面白いですよ。
私たちは、店構えと初心者にも丁寧に教えてくれそうな雰囲気から、店を選びました。
「初めて食べるんですけど・・」に、「大丈夫ですよ」とご主人の優しい声。
鉄板の温度が十分熱くなったのを、手をかざして確認し、シャバシャバとキャベツを中心にした具材を炒めながら二本のへらで小さく切っていきます。
しんなりしてきたら、具材で土手を作ってたれを半分流し込みます。
土手に粘りが出てきたら、残りのたれを加え、ソースで味を調えます。
土手を崩して、じゅわっと鉄板全体に広げます。
「はがし」という、もんじゃを食べる小さなヘラで押さえつけながら、さっと貼り付けて口へ運びます。
「もんじゃは味が薄いので、どんな味にも変化しますよ」とご主人。
シンプルな食べ物だけに、魚介も肉も取り込んでしまうのですね。
妻は、もち入りがおいしいと言いました。
私はカレー味が面白いと、はふはふ食べました。
子供のおやつから、大人の味覚にも耐えられる食べ物に進化したもんじゃ。
これから、どんな成長をしていくのでしょうか。