年に1度か2度の雪が降りました。9時の開園と同時に庭園に入りました。
同じようにカメラを持って庭園にいらした方も何人もいらっしゃいました。 思いは同じです。
右側の松が点在しているのは延遼館跡です。
左側の道は表馬場です。
江戸時代のお客様は三百年の松の所で右折してこの表馬場を通り御庭役所で馬や輿から下りて刀は御庭役所に預けて脇差だけで御庭拝見となりました。
「 中島の御茶屋」です。
「松の御茶屋」と対になっています。
「庭屋一如」テイオクイチニョ・・・・・
この言葉通り、建物と庭は一体感を持って考えられ造られた御庭です。
御庭にマッチさせて建てられている為に松の御茶屋に座っていると庭の中に座っているように感じるよう高さまで考えられています。
「庚申堂鴨場」です。
秋から冬にかけてのお客様は鷹狩の為でした。
この近くに「鷹の御茶屋」跡がありますが鷹狩の後、土足のままで土間に入れるように土間を大きく
して暖炉を取ってありました。
よく見ると雪が枝先に付いて居るのですが青空に映えて花のようでした。
「御亭山」です。
小さな山ですが春は沢山の躑躅が植えられていて「山は火が吹いているように美しかった」と記されています。
雪を被ったタチカンツバキです。
梅林の前の道を隔てて咲いています。
椿のように花の形のまま落ちずに山茶花のように花びらが散っていきます。 山茶花でもハラハラと花びらが散らずに椿のように花の形で地面に落ちるのは春山茶花といいます。
春山茶花は東御苑にあります。