2月3日は「節分」。
ここ築地波除稲荷神社では午後5時半より恒例の節分祭が執り行われ、「福は内」の掛け声に合わせ特設ステージから豆と大量のお菓子が撒かれると境内に集まった子供たちを中心に大勢の参拝客らが一斉に手を伸ばした。
節分とは本来季節の変わり目で立春・立夏・立秋・立冬の前日。立春は1年の始まりとして特に重んじられたため次第に節分と云えば春の節分を指すようになった。
立春新年という考え方もあり、節分に宮中で旧年の厄や災難を祓い清める「追儺」の行事が行われるようになったとされる。
室町時代以降は豆を撒いて悪鬼を追い出す行事へと発展し、次第に一般民衆にも広まり現在に至ると云われる。
豆撒きに用いられる豆は炒り豆とされ、炒るは射るに通じ、"魔目" を射ることで "魔滅" に通じるとする説も聞く。