創業は 江戸時代の天明三年(1783年)大阪で開業し、幕末頃 現在地の近くに江戸店を開業、明治初年にこの場所に移転して現在に至ります。
取り扱う商品は ハサミ、毛抜き、包丁など300種類以上。切れ味のおちた包丁を持ち込むと、研ぎなおしに応じてくれます。人形作家の辻村寿三郎先生もこちらの鋏を使用しています。
屋号の「うぶけや」とは 赤ちゃんのうぶ毛も剃れるというところからきています。現在の「裁ちばさみ」は明治に入り,洋裁が増え それまでの和鋏が裁ちづらいことから、このお店の五代目が 原型を作ったそうです。
現在の店は関東大震災後に建てたもので、東京大空襲にも耐え残りました。