ゴールデン・ウィークが過ぎて、仕事に対するキレも、やっと連休前の状態に戻り始めたこの頃。
いつもながら休みの期間だけ、超スピードで過ぎた感じがします。
太陽は5月に入り顔を隠していましたが、5月5日、関東地方は久々の晴天。
さあ、妻と二人で銀座にお出かけしましょう。
銀座一帯は、連休に合わせてたくさんのイベントが行われていました。
西銀座通り周辺を会場としたのは、「銀座柳まつり」
人垣を分けて目指すは、「銀座・ゴールデンパレード」です。
警視庁の吹奏楽団を先頭に、参加団体が魅力あるマーチングパフォーマンスを披露します。
騎馬警官や、キティちゃん・ペコちゃんが人力車に乗って通ると、わぁっと拍手が起こりました。
各吹奏楽団もお祭りにふさわしい楽曲を選び、気分を高揚させてくれます。
大編成による迫力あるブラス。
隊形を変化させながらのパレード。
楽器もコスチュームもフラッグも、日の光を反射させ、煌めいています。
「今の子は、みんなスタイルが良いんだね。」
のつぶやきに、すかさず前でシャッターを押していたおばさんが、
「うちの親戚が出ているのよ。バトンがしたくて、あの学校に入学したのよ。」
「そうですか。皆さんかわいいですね。」
ウキウキした雰囲気に、初対面の人とも会話が生まれます。
銀座1丁目から8丁目までの西銀座通りが、歩行者天国になるのは、1年に1度だけ。
昨年は、東日本大震災のため中止になりました。
今年は、復興応援『明日へ』をテーマに開催されたのです。
少し遅めのランチの後で、イベント会場を見て歩きました。
会場の一つで、宮城県気仙沼の八幡太鼓の演奏が行われていました。
「あぁ、和太鼓か」と、ひかれるように寄って行ったのですが、
次の瞬間には、釘づけになってしまいました。
子供だけで編成されたチームです。
しかしながら、打ち出す音には、ズシッと腹に落ちてくる迫力がありました。
数種類の和太鼓と横笛。
すっと伸びた手から繰り出される、バチのしなり。
気迫の満ちた身のこなし。
不自由な中で、ここまで練習を積み重ねた日々を思うと、目がじゅわっと滲んできます。
夫婦そろって、さりげなくハンカチを使いながら、銀座柳まつりを楽しみました。