6月に入り、晴海トリトンスクエアの緑のテラスでは北アメリカ原産のバラ科ザイフリボク属の「アメリカザイフリボク」の実が一段と色づきを見せている。
細長い5弁の白い花の花序が「采配」(軍で采配を振る時に用いる「指揮具」)に似ていることから「采振り木」の名があり、「四手」に見立て「シデザクラ」の別名も。また果実が6月頃に熟し収穫出来ることから、「ジューンベリー」とも呼ばれている。
甘く癖のない果実は生食に適するほか、ジャム・パイ・コンポート等の原料としても利用されると云う。
春には白い可憐な花、ついで芽吹く若葉はまた違った表情を見せ、初夏には赤~赤紫色の果実、秋には黄葉と、四季それぞれに楽しめ、庭木として人気と聞く。
花(4月) 果実(6月) 黄葉(11月)