マルセル・バシェ「クロード・ドビュッシーの肖像」
ドビュッシーというと、フランスの作曲家で印象派で、ということぐらいしか知らなかったのですが、今年はちょうど彼の生誕150年だそうで、ブリヂストン美術館で、「ドビュッシー、音楽と美術 印象派と象徴派のあいだで」と題して、展覧会が開かれていました
これは、パリのオルセー美術館、オランジュリー美術館との共同企画だそうです
「私は音楽と同じくらい絵が好き」というドビュッシーのことば通り、彼が絵画(特に、印象派の絵画や日本の浮世絵)を愛し、それらから着想を得て、曲を作っていたということがよくわかる、非常に発見の多い展覧会でした
マネ、モネ、セザンヌ、ドガ、ルノワールなど有名な画家の絵もたくさん展示されています
特に興味深かったのは、ドビュッシー邸で撮られた写真で、彼とストラビンスキーの背景の壁に、葛飾北斎の「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」が掛かっていたことです。
ジャポニスムの影響もスペースをとって説明されていました。
この展覧会は、10月14日(日)まで開催です