いま 築地市場の隅田川寄りに立つと、
海側からの浜離宮がみられます。
船に乗らないと見られなかった、海からの離宮が、市場内の工事の関係で、フェンスが外され、離れ島のように美しく海に浮かんでいます。
浜離宮は、都内で唯一、海水の干満で、その風情を変える公園で、園内では大潮のときなどは、川の流れのような、激しい海水の流れがみられます。
園内には、隅田川を挟んで、勝どき、豊海地区のビル群を借景として、眺めることのできる、築山も多く、一日たっぷり散策ができます。
隅田川からの船着き場も、なにか、伊豆七島の小島の船着き場を想像させますよ。
江戸時代の鴨の御猟場も残り、のぞき穴からの、池の景色もまた、風情があります。
鉄砲に慣れない武士のため、猟の練習。
また、少なからぬ武士たちは、泳げず、町人や、他の藩からは、見られぬぬよう、囲いをつくり、水連にいそしんだそうです。
馬場では、
馬に乗れない多くの武士の
練習場となったそうです。
鴨の御猟場では、のぞき穴から、池を望むこと ができ、丸く見える景色も面白いです。
道すがら、アオサギが一羽、羽を休めていました。
そばにあくびをしている猫がいて、サギには緊張感がみなぎっていました。