スマートフォンやタブレット端末が急速に普及している。こうした中、このほど銀座のまち歩きガイドに専用アプリ(無料)が登場した。テキスト(文字)・画像情報に加え音声で銀座の案内をしてくれるもので、案内ポイントに近づくとそこの解説に切り替わる便利な機能がある(写真はiPad画面から)。スマホを持っての銀ブラには、何か新しい発見もありそうだ。
このアプリは「銀座ガイド」「ココシル銀座」(いずれもユーシーテクノロジ社)の2種。「銀座ガイド」には音声ガイド「銀座ガイド」「同ディスクジョッキー風」などと、ツアーガイド「ギャラリー探訪」「裏道踏破」「史跡めぐり」などのメニューが揃っている。音声ガイドの「銀座ガイド」では銀座の歴史、トピックスなどが20分ほど聞ける。さらに、松屋、三越、和光などの案内ポイントに近づくと自動的に切り替わり、施設の解説をしてくれるすぐれもの。iPadでは写真や古地図の表示もある。
「ココシル銀座」はマップ検索、QRコードの読み取り、イベント紹介のほか、「銀座今ZINE」というWebマガジンや街角のホットな話題を発信する「口コミ」コーナーもある。
これまで「東京ユビキタス計画・銀座」では、専用端末を使った銀座ガイドの実証実験がされてきたが、今回はスマートフォンでそれができるようになった。一方で、どの程度利用者に浸透するのか興味あるところである。提供されている銀座ガイドの解説には、ボランティアガイドの中央区文化財サポーターが協力している。●巻渕彰