最近、職場から近いこともあり、よくお昼を築地市場に食べにいくようになりました。築地市場は都内の東京都中央卸売市場の中で最も古い歴史を持つ水産物、青果物を取り扱う総合市場としてあまりに有名であり、特に海産物取引については世界最大級の取引規模をもつ名高いものがあります。しかしながら、老朽化などを理由に豊洲への移転の話がニュースを騒がすようになり、その動向が気になるところでもあります。そういうこともあり、今の築地をとにかく深く身に刻もうという気持ちで市場に通っています。
築地市場の場内にはいくつもの飲食店があります。もともとは市場関係者のためにあったのですが、一般にも開放されています。それぞれ、食のプロたちの胃を満たす味、ボリューム、値段を実現していて、愛すべきお店の多い激戦区ですが、今回はその中でも最も個性的なお店を紹介します。
お店は築地米花。この雰囲気に圧倒されます。壁中に写真、墨書きの絵、メニュー。もともとはうなぎ屋ですが、それ以外にもいろいろなものが食べられます。主人はマシンガントークでお客とコミュニケーション。気の弱い人だと敷居が高いかもしれませんが、これが楽しくてリピーターという人も多いようです。家族経営で温かい、サービス満点、これが理由かも。その日は人気の海鮮丼とつくね串を食べました。具がはみ出しそう。しばらくはここに通ってしまいそう。長いこと、ほとんど取材拒否店のようでしたが、最近は出てしまうようになり、人気急騰するかもしれません。その前に急げ!