銀座7丁目と8丁目の間の「花椿通り」と昭和通りが交差する場所に、「X」の形に架かっている横断歩道橋。
屋外には珍しく、上下のエスカレーターがあって楽ができるので、しょっちゅう利用しています。
ところが先日、中央通り側にあるプレートを見てビックリ。
なんとこの歩道橋には「銀座ときめき橋」という、ロマンチックな名前が付いていたのです。
名前の下には、その由来が記された碑があり、まず冒頭には、国文学者の金田一春彦の「『ときめき』には、一つに心を打つような感情、もう一つに時勢に乗って栄えるという意味があります」という文章が刻まれています。
その後を一部抜粋しますと
「平成5年銀座7・8丁目の道路の改修が行われて『花椿通り』が誕生。
記念曲『ときめいて銀座』がレコード化され、愛唱されました。
平成9年、昭和通り銀座歩道橋として竣工したこの橋を、江戸・明治期に新橋と花柳界をつなぐ男女の逢瀬の場として賑わったゆかりの地にちなんで、愛称『銀座ときめき橋』として、ここに記念の碑を建立します。」
とのことです。
昼間この歩道橋を通行しているのは、周囲のオフィスで働く人か、ビジネスで訪れた人達ばかりですが、夜ともなれば昼とは違う顔を見せてくれる「銀座」のこと、きっと心をときめかせて、この歩道橋を渡る人達も、数多くいることでしょう。