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[ジミニー☆クリケット] 2012年12月12日 08:30
江戸時代の初め、佃島の漁師が守護神として建てた住吉神社の鳥居には、珍しい陶製の額がかかっています
白地に藍色で、「明治十五壬午歳六月三十日 住吉神社 一品幟仁親王」とあり、有栖川宮幟仁親王(ありすがわのみや たかひとしんのう)が書かれたものです。「一品」とは、皇族の位を表すものです。
この方は、書道の達人だったそうで、明治天皇に書道(有栖川流)と歌道を指南したほか、明治政府の基本方針を示した『五箇条の御誓文』()の正本も、この幟仁親王が書かれたそうです。ちなみに、第一箇条は、「広ク会議ヲ興シ万機公論ニ決スヘシ」です。
先週土曜日に参拝したのですが、風の強い日で、境内の銀杏の黄葉が次々と空に舞っていました。