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「女正月」に如何?-京料理「銀座花郷」(HANASATO)

[滅紫] 2013年1月11日 09:00

2013年の松の内も過ぎ、11日鏡開き、15日はもう小正月です。前夜、七草粥をいただいたのに翌日デパートの売り場で「熨斗はお年賀で」と言ったところ、売り場の方が申し訳なさそうに「もう8日になりましたので。・・」と言われ「そうか、もう寒中見舞いだと」今年の恥じ入り始めとなりました。


「小正月」は旧暦では新月から晦日までを1ヶ月としていたので、1月15日は1年最初の満月にあたり、そうした満月をめでたい日としていた時代の名残(「日本の暦と年中行事」)とのこと。今では「小豆粥を食べる」くらいしか慣習は残っていないかも知れません。


京阪神では、年末年始を忙しく働き続けた主婦をねぎらうため、この日を「女正月」としていた(「日本の暦と年中行事」)。そうです。そういえば子供時代にこの日には母が女友達を招いて女性ばかりで盛り上がっていたのを懐かしく思い出します。「女子会」のハシリでしょうか。昔のお正月とは違う現在でも何となく松の内は気忙しいもの。少し落ち着いた頃、気の合った女友達と美味しいお料理をいただきながらのんびりお喋りでもしたい時、「女子会」ならぬ「女正月」は如何でしょう?


そんな時ぴったりのお店がこの「銀座花郷」です。「花郷」さんは2007年銀座店オープンの京料理のお店です。銀座2丁目のシャネルビルとカルテイエビルの間を入ったデビアスビルの11Fにあります。天井の高いステンドグラスを配したゴージャスなインテリアにちょっと驚かされますが、テーブルに案内されれば不思議に落ち着いた空間に早替わりするのは不思議です。今日は「花郷」が大のお気に入りの友人と一緒。

写真はランチコースの「錦」(4,000円、他にお重5,800円とおまかせの8,000円があります)です。箱盛りで見た目も華やか。取肴、お造り、煮物、揚げ物、留椀、ご飯、水物で取肴はまだ松が取れたばかりなので黒豆や数の子などのお正月の雰囲気を残したものが宝石箱のようにぎっしりと入っています。京料理はやはり目で食べるものだと感じさせられるのはこんな時です。ほとんど気配を感じさせないサービスの人なのにぴったりのタイミングでお茶のお替りが運ばれてくるのは流石です。

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昨年六本木店もオープンしました。気の合ったお仲間とのちょっと贅沢な「女正月」にオススメです。


銀座花郷 中央区銀座2-5-11 デビアスビル 11F TEL5159-2575

11:30~15:00、17:30~22:00(土日祝 17:00~21:00) http://www.ginza-hanasato.jp