明治座140年記念公演 今月は"かたき同志" ( 2/3~2/28 ) 。 作・橋田壽賀子 演出・石井ふく子 藤山直美・三田佳子 待望の顔合わせです。笑いと涙の下町人情物語です。
川をはさんで両岸の町に暮らしていた、ひさご亭と越後屋。飲み屋、ひさご亭の女将・かめ(藤山直美)は、ひとり息子の清太郎が自慢だった。 蘭学塾に通い、いずれは医者になり母親を楽させてやろうと言っている清太郎に全てを賭けて、仕事に精を出す日々。ところがある日、清太郎は医者にはならず飲み屋を継ぐと言い出した。
一方 呉服問屋、越後屋のお鶴(三田佳子)は、ひとり娘のお袖に旗本三男坊の松下源之助を婿に迎えたいと願っていた。しかしお袖には全くその気がない事を知り問い詰めた結果、ひさご亭のひとり息子清太郎に思いを寄せていることを知る。
ひさご亭に乗り込むお鶴、息子の勝手さに頭に血が上っているかめ、元々生活の違いから反発しあう土地者同士の上、互いのかわいい息子と娘の問題があい重なり、真向からの喧嘩になってしまう・・・
子どもたちの将来・子どもが巣立った後の自分たちの幸せと生きがい・・・今に通じる悩みに藤山直美と三田佳子が演じる「かめ」と「つる」の掛け合い、明るく強く対峙していきます。
明治座140年展がロビーで展開されています 明治・大正・昭和・平成の流れとともに懐かしい写真もありました。