1933年(昭和8年)3月20日に日本橋高島屋は竣工し、百貨店初の全館冷暖房換気装置を導入したそうです。
それから80年経ちました。その間、昭和27年、29年、38年、40年と増築を重ね、2009年(平成21年)に百貨店初の国の重要文化財に指定されました。
開店当時の建物をジオラマ作家の山本高樹氏が制作したジオラマです。重厚な西欧の歴史様式に東洋的な要素を 加味した、高橋貞太郎氏の設計した建物です。当時は市電が走っており、今のような赤いテントはありませんでした。
当時は8階建てのこの建物は遠くからもよく見えたのでTAKASHIMAYAの電飾看板は必要なかったのでしょう。
歌人の与謝野晶子さんが「 髙島屋 光る都の面積を 加えたるかな 楼を重ねて 」と詠みました。
苦労の「労」と楼閣の「楼」をかけて謳ったようです。