銀座マロニエ通りに面したギャラリー銀座で、15日(月)から21日(日)までの予定で、能面展が開催されています。
展示されているのは、般若、翁、小面、姥等の能面で、京都にお住まいの中野芳春さんはじめ能面師の方々によるものです。能面は、「彫る」のではなく、「打つ」のだそうです。能面師が心を面に「打ち」込むからだそうです。
戯曲「修善寺物語」(岡本綺堂作)で、主人公の面作師、夜叉王の「打つ」源頼家の面に、なぜか死相が現れるという話が思い出されました。面に現れた死相は頼家の運命を暗示したかのごとく、その後彼は暗殺されます。
材質は、すべて檜だそうです。能面の表情の柔らかさからは、とても木でできているとは思えません。土、日には、希望者は面打ちの体験もできるそうですよ!
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