-江戸文化の中心地「日本橋」をランドスケープの力でバリューアップする-
というテーマ設定で、日本造園学会主催の学生アイディアコンペが開催されています
このコンペは同学会の全国大会の一環として2月から開催され、国内外の学生から58件の応募があり、1次審査の結果11件が2次審査に進みました。
この11件を含めた19件が、東京メトロ「三越前駅」地下コンコースで、5月26日まで展示されていました。
コンペの内容は、江戸橋から常盤橋までの日本橋川周辺空間と永代通から金座通りまでの中央通り周辺を対象地として、1903年架橋以来の歴史性や、名橋「日本橋」保存会の活動および最近の周辺の開発動向を踏まえたうえで、江戸時代から続く東京名所でありながら公園・広場・緑が少ない日本橋について、街のブランディングにランドスケープの分野から提案をすることにより、イメージチェンジを狙う となっています。
三越前駅地下コンコースには、日本をはじめとする、アメリカ・中国・トルコなどの学生からの多彩な角度からの魅力的なアイディア提案が展示されていました。
ただ、コンペ要綱で「首都高速道路は、現状のままとします。」と規定されていることから、すべての提案が、日本橋上空の首都高ありきの提案となっていて、首都高の在り方についてや首都高を撤去した場合の提案も見てみたかったと少々残念な気もします。
5月24日に、兜町1丁目の東京証券会館で公開プレゼンテーション、審査会およびパネルディスカッションが行われ、25日に千葉大学で入賞者の発表・表彰が行われました。
千葉大学 市民投票HP http://www.h.chiba-u.jp/urbangreening/confemain.html