晴海地区は江戸時代は海の中、大正時代に埋立が始まり、昭和6年(1931)に完了、「月島第四号埋立地」23万坪が京橋区に編入され、昭和12年(1937)に「晴海」と名付けられました。新しい土地なので、「史跡」などとはご縁がないところだと思われますが、意外にも立派な記念碑が建てられています。
晴海といえば私のような年寄りは国際見本市会場をまず連想しますが、中央清掃工場(晴海5-2-1)の入口近くにその記念碑があります。
晴海では昭和30年(1955)に第1回日本国際見本市が開催され、昭和34年(1959)には当時わが国最大の見本市会場が完成。東京モーターショー、エレクトロニクスショー、データショー、コミックマーケット等々が開催された、日本を代表するコンベンションセンターでした。平成8年(1996)、有明の東京ビッグサイト完成に伴い閉場となりましたが、最盛期には年間600万人の入場者があったといわれます。
6万坪以上の敷地に七つの建物が並んだ見本市会場・・・当時を思い起こすよすがとしては、本を開いた形をしたこの記念碑があるのみです。
(訪れる方は少ないようです。「ほっとプラザはるみ」にお出かけの際は、お隣ですので、寄ってみてください。)