夏の暑い日 夕方、6時ごろ、大きなカメさんが散歩していました。
御主人様に、伺うと、名前は、ケヅメリクガメの「ポンちゃん」。
ちょうど、月島三丁目を 西仲商店街に向かってお散歩中。
右足 左足 前後ろ 交互に元気よく、前を、しっかり見ながら、歩道を・・闊歩・・していました。
・・・お歳は、と伺うと、
17歳とのこと。
手のひらに載るほど小さかったカメさんは毎年少しずつ大きくなってきて、今はもうこんなに。・・・・
御主人さんは 目を細めてお話しされていました。
・・まるでわが子のよう・・
通りがかりの 大人たちは、
「ええーっつ」
「なんで、月島にカメがー・・・」
子供たちは 「ポンちゃん」と一緒にかけてゆきます。
ご主人さんが、
「ポンちゃんに、のってみな」
「ええっつ、だいじょうぶなの・・・」
子供たちは 「ポンちゃん」に乗せてもらって、
おおはしゃぎ。
携帯で、カメさんの歩く雄姿を写メしようとしますが、歩くのが思いの他、速いのです。
前方に陣取り、携帯を向けると、すぐにアップになって、また、駆け足で前へ前へ、
結局カメさんの笑顔・・は取れませんでした。
それから すこしたって「ポンちゃん」は、
下町月島の皆さんの、優しい眼差しに見守られ、路地を曲がって、家路へと向かいました。
「ポンちゃん」 いつまでも、お元気で。