8月も最終週ともなるとさすがの暑さも少し収まってきたようです。昨日から始まった「池波正太郎」展を観に松屋さんへ。1Fエレベーター前に池波さんが好んで通われたという「神田まつやさん」前ので写真が飾られていて、私もここのお蕎麦が大好きなので何だかわくわくしてきました。8Fホール入り口にはTVや映画で「鬼平」を演じている吉右衛門さんや「密偵おまさ」の梶芽衣子さんからのお花にまじって神田まつやさんのお花も目に入りました。
「鬼平犯科帳」「剣客商売」「真田太平記」などの作品でたくさんのファンに愛された作家が誕生して今年で90年。大正12年(1923年)浅草生まれ。自筆原稿に中一弥さんの挿絵原画などが一緒に展示してあり夢中になった若かった頃を思い出して懐かしくなりました。圧倒されるのは膨大な著作の一覧展示です。たくさん書いていらっしゃったというのは知ってしたもののずらりと並べられると「凄い!!」です。執筆されていた書斎の再現や食通ぶりを窺わせる「食物録」とでもいいたい3年当用日記、海外旅行や身近な風景を絵にした作品など。そうそうTVや映画ファンには垂涎の「鬼平」や「梅安」の衣装、鬼平が密談に使っていた軍鶏鍋や「五鉄」も再現されています。デパート内7箇所を使っての「池波作品クイズ巡り」もあり正解すると粗品がいただけるようです。時間がなくてクイズに参加できなかったのがちょっと残念。時間がある時また寄ってみたいと思います。「涼しく」なるのにはまだ時間がかかりそうですから、暑さ凌ぎと展覧会を一緒ににデパートでお楽しみになるのは如何でしょう。
「池波正太郎展」-9月9日(月)まで
松屋銀座8階イベントスクエア 10:00-20;00 最終日17:00閉場