その儀式は、厳かで、幽玄で、思わず手を合わせてしまう、ありがたいものだといいます。
浄闇の中を、松明に導かれて、新御敷地に建てられた正殿に御神体をお遷しする、
「遷御の儀」。
平成25年10月2日20時に、皇大神宮(内宮)の天照大御神(あまてらすおおみかみ)の御神体が、同年10月5日20時に、豊受大神宮(外宮)の豊受大神(とようけのおおみかみ)の御神体が、20年の年月を経て、遷られました。
時を経ても、常に若々しく、瑞々しく、生命力が漲ります。
その「お伊勢さん」を擁する三重県のアンテナショップ、愛称「三重テラス」が、9月28日にオープンしました。
場所は、日本橋室町2丁目4番1号、浮世小路。
最寄駅は、東京メトロ半蔵門線及び銀座線の「三越前駅」A9番出口、JR総武快速線「新日本橋駅」A6番出口が便利です。
ビルの1階は三重県の物販コーナーとイタリアンスタイルのレストランが隣り合っています。
2階はイベントスペースというラインナップです。
ここでは、「お伊勢参りと遷宮」をテーマとした展示が、10月13日まで行われています。
約450キロ離れた日本橋で、スクリーンに式年遷宮のシーンが動き出します。
三重の海山の恵みを活かした料理は、三重の地酒に合わせていただきたいものです。
伊勢エビ、松坂牛、桑名のハマグリなどの食材は、一層三重県を身近に感じさせてくれます。
お土産は、販売コーナーで選びましょう。
今ならば、御遷宮記念の品々がお勧めです。
伊勢街道の道中で供された、名物餅の数々もチョイスできます。
赤福餅と、岩戸餅と、へんぱ餅と・・・目移りしてしまいます。
あっ、「伊賀のかたやき」がありました。
木槌で割って食べるスタイルが楽しい、私の好物です。
江戸時代の日本橋には、伊勢、松坂から商人たちが販路を求めて来ていますが、その行動力は、今でも老舗大店として続いています。
オープン間もない店舗内で耳をすますと、三重出身の方々が訪れ、懐かしい故郷の話題に盛り上がっていました。
そうそう、「中央区アンテナショップ・スタンプラリー」が10月17日まで行われているのです。
三重テラスも、21番目のショップとして、ラリーの対象になっています。
お国巡りをしながら、各県のプレゼントもゲットしてみましょう。抽選ですが。