「切り山椒」、最近は食べていませんが、私は子供の頃は「べったら市」の時期になると、親が買ってきてくれたのでよく食べていました。江戸時代、大伝馬町にある寶田恵比寿神社の門前で恵比寿講が10月20日に開かれ、商売繁盛を祈願しました。その時に供えられた縁起物のひとつが「切り山椒」です。
「切り山椒」は上新粉に砂糖と山椒の汁(又は粉)を混ぜたものを蒸してから搗き、拍子木形に切った素朴なお菓子です。色は、紅、白、薄青、薄緑等です。ぎゅうひの様な感触で、丁度すあまに山椒が入った様な大人の味です。
季節的にふと「切り山椒」が懐かしくなり、小伝馬町の"梅花亭"さんに問い合わせてみると
「べったら市」の期間中だけ店頭に並ぶそうです。
今年の「べったら市」は10月19日(土)、20日(日)です。
町では既に「べったら市」の準備が進んでいます。
小伝馬町の「梅花亭」は通常の土日はお休みですが、この両日は特別に朝8時から夜まで(6時か7時頃迄)オープンしているそうです。そして、この2日間だけ「切り山椒」と「喜利羊肝(栗むし羊かん)」を店頭で販売するそうです。「べったら市」に屋台は出さないそうです。もしかしたら、18日(金)に売り出す可能性もあるそうです。
"梅花亭"の本店は現在は新川(旧霊岸島)ですが、発祥の地は大伝馬町-現在のお店の横を通っている一方通行の人形町通りを1ブロック人形町寄りに行った所にある三菱東京UFJ銀行大伝馬町支店がある場所-なので現在の場所に支店が残されているものと思われます。
「切り山椒」や「喜利羊肝(栗むし羊かん)」の製造・販売は「べったら市」の期間だけなので、残念ながら今年の実物の写真は未だありません。
写真はお店に並んでいるお菓子の一部です。
ドラヤキ アメリカマンジュウ フランスマンジュウ
左から、大福、銅鑼焼、三笠山 梅もなか、亜墨利加万頭、仏蘭西万頭
皆様も「べったら市」に行かれたら、縁起物ですから是非「切り山椒」や「喜利羊肝(栗むし羊かん)」をお試し下さい。
"梅花亭"小伝馬町店
住所:中央区日本橋小伝馬町12-5
TEL:03-3661-7604
*日比谷線小伝馬町駅1番出口すぐ横ですが、間口が1間位の小さなお店なので
見逃さない様ご注意下さい。
本店(霊岸島)
住所:中央区新川2-1-4
TEL:03-3551-4660/4039