11月19日(火)『まち歩き』老舗ツアーに行ってきました。
地下鉄日比谷線・小伝馬町駅で集まり大伝馬町、本町、小舟町と回りました。
参加者は男女合わせて9名、それと特派員2名、観光協会の方1名の計12名。
まずは「江戸屋」さんから。
享保3年(1718)から続く刷毛、ブラシ屋さん。社長さん自ら説明していただきました。
手にしているのは、漆塗り用の刷毛で、材料は女性の髪との事。
また染色用の刷毛は鹿の毛で、毛が中空になっているので染料の含みがよいので、それが使われていることでした。
社長さんの左手に見える展示棚は「中央区まちかど展示館」のため用意しているものだそうです。
次にお邪魔したのは、日本橋本町にある「小津和紙」さん。
創業は承応2年(1653)、4代将軍徳川家綱のころ。
現在耐震工事中でしたが、2階の博物舗で倉田さん(勤続50年!)が和紙と洋紙の違いを水につけた状態で説明してくれました。
左が和紙と洋紙。
これをくしゃくしゃに
丸め引っ張り、実際に自分たちで強度を
確かめました。
右の写真は
洋紙と(小津)和紙を水に浸しているところ
この写真は、パネルに水浸した洋紙と和紙を貼り付け、それぞれの紙の強度を実際に示しているところです。
洋紙はぼろぼろになって貼り付けることができませんでした。
そのほか古文書、大福帳など紙に関する資料がたくさん展示されていました。
時間の関係でゆっくり見られませんでしたが、また日を改めて見学するのもよいかと思います。
最後に「伊場仙」さんにお邪魔しました。
創業は天正18年(1590) 徳川家康が始めて江戸に入府した年です。「伊場仙」さんも吉田社長自ら説明していただきました。
団扇、扇子を扱っており、かつては浮世絵などの版元だったそうです。
団扇絵についての艶っぽい話を楽しく話してくれました。
この「伊場仙」さんで今回の「老舗コース」は終了しました。
10時から11時半ころまでの老舗めぐり。天気もよく、それほど寒くなく老舗のよさを感じたツアーでした。