日本初の「アイスクリームバー」は中央区から誕生したことを ご存知だろうか。
日本橋小網町にある「協同乳業株式会社」が1955年(昭和30)に
『ホームランバー』を生産開始した。 協同乳業で馴染みのない方でも
"メイトー(MeITO)"のブランド名 は聞いたことがあるでしょう。
昔はアイスといば、カップ入りが一般的だったが、協同乳業は デンマークから
アイスクリームバーを製造する機械を購入し 『ホームランバー』が誕生した。
当時はスティック状のアイスクリームは珍しくて、売り出すと すぐに大ヒットし
たそうだ。中の棒は反りにくい北国の木を使う というこだわりもあった。
発売当時は子どもにも買えるよう1本10円で駄菓子屋に置いたことも ヒットの
要因だったと言われている。そして棒に「あたり」が出たら もう1本もらえると
いうゲーム性を取り入れたことが素晴らしかった。
恐らく、この記事をご覧いただいている多くの方も「あたり」を 引き当てた経験
があると思う。
中央区には色々な「日本初」があるが、こういう身近なもので ロングセラー
商品があるのは少々、嬉しい。もしかしたら 皆さんの周囲にもこういう
「日本初」があるかも知れませんよ。