歌舞伎座は今月、来月と2ヶ月連続の「仮名手本忠臣蔵」上演が話題。歌舞伎座三階の食事処「花篭」では「江戸落語を食べる会」という企画を以前から実施しているが、8回目の今月はこの「忠臣蔵」に因んだ演目でしかも贔屓の柳亭市馬さん出演とあって早速申し込んだ。楽しみに待っていた日がやってきていそいそといつもの歌舞伎座入り口ではなく昭和通り寄りの入り口から三階へ。気の早い連れはもう既に到着。
高座の後ろは見慣れた金屏風の替りに定式幕、座席は既に一杯。演目は「七段目」、歌舞伎通の市馬さん、お軽と平右衛門ののせりふも役になりきって掛け声をかけたいくらい。休憩のあとはもう1席、お得意の「掛取万歳」。相撲甚句や歌舞伎の声色も見事でこれを聴くと「師走」だとしみじみ思う。料理は「元祖幕の内弁当」。「定式幕蒲鉾」にお吸い物の湯葉は何と「鳳凰丸」。遊び心満載の楽しめる企画です。聴いて食べて満足して出ると
出口には市馬さんの句が。柔らかい手跡もお人柄が表れて「いいわね」と思わず連れとにっこり。お土産はご存知「切腹最中」。歌舞伎座で「忠臣蔵」が上演されている時にはいつもお土産売り場にある人気者。製造元の「新正堂」さんのお店があるところは内匠頭が切腹した田村右京大夫の屋敷跡だそうです。
落語2席と食事、お土産付きで7000円也。
次回は2014年1月30日18:30開演で
「柳家喬太郎」さんです。もう申し込みました。
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