お正月に銀座三越の大きな門松を見られた方もいらっしゃると思います。
この銀座三越の門松は、関東風で、3本の竹(「寸胴(ずんどう)」が使われている)を中心に、周囲に長めの若松がしっかり配置されています。下部は一般的な藁(わら)でなはく、杉皮巻きになっています。
この杉皮巻きの縛りは、3段縛りで、上から順に、3回巻き、5回巻き、7回巻きとなっており、これは、三越の商標「越」の払いの髭が、3本、5本、7本となっており、その本数に因んでいるそうです。
結び目は、上から、おめでたい「鶴」「梅」「亀甲」を見立てた形に荒縄で結び目が作られています。