いつから出てたのよ、この貼り紙 少なくとも週に一度は前を通っているつもりですが、まったく気付きませんでした
なので、「待った、待った、待ってたよ〜」という待ち焦がれ感は私にはちっともありませんが、きっと多くの方が待ちわびていたのだろう・・・と思うと、じゃ、試さなきゃということで、お店の扉に手を掛けました。
いつも「あんみつ食べたいな・・・」とショーケースを覗いては通り過ぎていたのですが、この日は思い切って中に入ると、店内は昭和の趣が残る内装で、この時はお客さんも少なかったせいか、空気がゆっくりと流れているような空間でした。
「甘味処 初音」は、天保8(1837)年の創業。歌舞伎や落語が好きな初代が「初音の鼓」に因んで名付けられたそうです。なるほど、よく見ると扉や窓が鼓の「調べ」(紐)になってますよね。
家に持ち帰り、早速お皿に取り分けていただきました。こちらは通常のきなこではなく、なんとも鮮やかな「うぐいす粉」です。店名からすればそうなりますね くずもちはもっちりとしていて、黒蜜とほんのり甘いうぐいす粉と合わせると、とても上品な味になりました。美味しくいただきました。さすが人形町、間違いないですね
次回は、店内で風情を感じながら、味わいたいと思いました。
甘味処 初音
中央区日本橋人形町1−15−6
無休