大江戸線「築地市場駅」を、浜離宮方面へ出ると、交差点の手前に、「マグロの碑」があります。
碑文を読んでみました。
昭和29年3月1日の南太平洋のビキニ環礁で水爆実験が行われました。
そして被ばくした「第5福竜丸」から水揚げされたマグロが市場に一部入荷し、東京都の検査で放射能汚染が判明。
汚染した魚(サメ、マグロ)がこの一角に埋められました。
全国でも850あまりの漁船から460トン近くの汚染した魚が見つかり、日本中がパニックとなって築地市場では「セリ」が成立しないなど、市場関係者、漁業関係者も大打撃を受けたと書かれています。
このような核の被害がおこらぬよう全国からの多くの子供たちの募金(10円)でこのプレートが作られたと書かれています。
プレートの作成年月日は 1999年3月1日となっています。
交叉点を背にしたところにある、ほんの小さな碑です。