パリやロンドンを凌ぐ大都市として栄えた江戸の中心地、日本橋。水運、陸運の起点として、界隈には、たくさんの人・物資が集まり、経済・文化の中心を担ってきた。
近年、官・民・地元が一体となって、歴史と伝統の系譜を継承しつつ、最先端の都市機能を併せ持つ街づくりをめざし、再開発計画が進められてきたが、そのひとつの節目として3月20日、新しい商業施設「コレド室町2」「コレド室町3」がオープンし、装い新たに街は賑わいを見せている。
日本橋地域では3月20日~4月6日の期間、春の象徴である「さくら」をテーマとしたイベント「日本橋・春・さくらウィークス」が開催されている。
今回取り上げるのは "日本橋の伝統を感じながら、新しい春の楽しみ方、桜の楽しみ方を体験してもらおう" との企画「桜フェスティバル」のメイン催事「桜ライトアップ」。
会場は、三井本館・日本橋三井タワー・コレド日本橋・コレド室町・コレド室町2・コレド室町3・日本橋三越本店本館。
歴史的建物から新施設まで、エリア全体を "桜" のライトアップで華やかに演出されている。
(上段左/中/右・中段左/中)
会期中、江戸時代、日本橋の商店の軒先を彩った "暖簾" が復活。(中段右・下段左)
3月22日~23日、江戸桜通り周辺では、近隣商業施設・店舗の味を楽しめる期間限定 "夜桜オープンバル" も登場。(下段中)
周辺一帯を回遊できる無料バス "日本橋桜バス"(下段右) も期間曜日限定で運行されており、全体が桜色の優美な光りに包まれた中、新しいエンターテインメントイベントの夜の散策を楽しむことが出来る。
会期後半には、人形町甘酒横町「桜まつり」(3月30日)、日八会さくら祭り(4月4日~6日)が行なわれる。