今日は、日本橋から東海道を楽しく歩きましょう。
おっと、その前に、日本橋でのお土産はお求めになりましたか?
日本銀行、貨幣博物館、煕代照覧などはご覧になりましたか?
名店でのお食事は楽しまれましたか?
それでは、五街道の始発点日本橋から、京橋、銀座を通って品川宿に向かいましょう。
東海道は、中央区にある間は、中央通り、京橋から新橋までの間は銀座通りとも呼ばれます。
そうこうお話しているうちに、もうコレド日本橋まで来ました。
コレドとは、造語で、「東京の中心」という意味の"Core of Edo"を縮めて、Coredo と呼ぶ様に命名されたそうです。
玉露を発見した老舗の山本山さん、百貨店建築としては初めて重要文化財に指定された髙島屋さんに寄る時間が持てれば良いですね。
八重洲通りの真ん中には、中央区が平和宣言をした記念の、「平和の鐘」が置かれています。
http://www.city.chuo.lg.jp/heiwa/monument/kane/index.html
この鐘がオランダ製ということ、そして手前にはオランダ船「リーフデ号」に乗船して、
英国人ウイリアム・アダムスともに豊後に漂着したヤン・ヨーステンの碑があるのも興味深いです。
ヤン・ヨーステンは徳川家康の厚い信任を受けて、貿易、外交、防衛などのコンサルタントとして
江戸城近くに住み、その地は八代洲河岸と呼ばれたとのこと。地名と場所の変更についての説明は割愛しますが、「八重洲」という地名は、彼に由来しているのですね。
さて、贈答用の果物だけでなく、フルーツ・バイキングでも有名な京橋千疋屋さんの前を通り、Tokyo Square Garden をすぎると、
首都高速の手前右手に、江戸歌舞伎発祥の地碑、京橋大根河岸の碑があります。
警察博物館と京橋交番の辺りを一周してみましょう。明治の大火により建設された「煉瓦銀座の碑」など、どれも、江戸時代からの歴史を感じさせてくれる案内碑です。
大正時代の京橋の石柱と京橋交番を見比べてみましょう。 交番を設計した方の美的センスに敬服します。おっ、ガス燈も点灯していますね。
ほどなくして、「カバンのタニザワ」さんのお店があります。鞄という漢字、実は、こちらの先代が考案したとのこと。
その鞄という字が明治天皇のお目にとまって、質問を受けたとの話はあまりにも有名です。
ちなみに、中国語では、カバンの事を「 包 」と書くそうです。
銀座2丁目では、銀座発祥の地碑を読むと、銀座の発祥の由来が興味深いです。
http://www.chuo-kanko.or.jp/guide/spot/ginza/ginza_05.html
中央区初めて物語で紹介されるお店を探訪しながら、ゆったりと街歩き気分で、東海道をゆっくりとお楽しみ下さい。土日は、正午から始まる銀座の歩行者天国をお楽しみ下さい。
銀座八丁目、もう、ブラジルコーヒーのカフェ・パウリスタまで来ました。こちらで、美味しいコーヒーを召し上がり、「銀ブラ証明書」をもらっていきませんか?
何か、忘れ物? 銀座を歌った沢山の歌謡曲があります。 「銀恋の碑」を見て、歌って行こうという方は、銀座教会の向かいの銀座インズの植え込みへ。素敵な恋の思い出がよみがえることでしょう。
それでは、品川宿そして以降の52次をお楽しみ下さい。 Boa viagem !