観光ガイドの仕事をしていると「キモノが見たい」というお客様のご希望が多いので、街を歩いていても和服や和装小物の店が気になります。そんなお店の一つが銀座一丁目の「銀座和叶」さんです。
お店の中をのぞいてみるとラベルに英語の説明が書いてあったのでますます興味をもってついには中に入ってみました。最初に目についたのは「花嫁のれん」という加賀友禅に家紋を染め抜いた暖簾。加賀では結婚式の当日、婚家の仏間の入り口にかけられ、花嫁はそれとくぐって仏壇にお参りしてから結婚式に臨むという縁起物です。
そして、帯地だろうか、金襴を額に納めたものや、着物地で作った表紙のノートやリボンなどが展示されています。また、沢山の綺麗な着物が保管されています。マネキンに着せて展示している着物や衣桁にかけた着物も見られます。どれも外国人が好きそうな美しい着物ばかりです。
お店の方に伺うと関西方面を中心に古い着物を集めて、主としてネットで中国や欧米に販売するのが主とのことでした。値段もピンからキリまであるが思った以上に安い価格で販売されています。すでにこの地で七年ほど営業されているとのことですが、近々、日本橋の新しいオフィイスに移転されるとのことでした。この次は海外からのお客様と訪れてみたいと思うお店です。