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東京駅八重洲南口バス乗り場から都バスに乗ってお花見はいかが?

[之乎者也] 2014年4月 1日 16:00

中央区民にとっては新幹線やJR在来線で遠くへ出かける際に利用する東京駅八重洲南口のバス乗り場が3月21日に大幅にリニューアルされました。ここは全国からわが中央区にいらっしゃるお客さんがバスやタクシーで月島や晴海等に出かけるための重要な出発点でもあります。

八重洲口は2013年9月に開業した東京駅のグランルーフ整備のため長らく、工事が進んでいましたが、12月のJR高速バスターミナル完成に続き、3月の都営バス乗り場移転でようやくきれいなターミナルに生まれ変わりました。

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ところで、みなさん。東京駅の八重洲口は何区にあるのかご存知でしたか?名前が八重洲口というくらいだし、中央区だろうと思われる方も多いのですが(私も実はそうでした)ここは千代田区丸の内なのです。

140401 Bikunihashi Sekichu Hiroshige.jpg東京駅八重洲口前を通る太い通りは外堀通り。名前からも想像がつくとおり、ここは昔の江戸城の外濠の跡で、今も残る日本橋川から呉服橋(日銀のそばですね)で分かれて鍜治橋(常陽銀行前)、数寄屋橋(銀恋の碑、区民有形文化財の灯臺などがあります)へとつながっていたのですが、1950年代に戦後のがれき処理のために埋め立てられて現在のような道路へと変わりました。呉服橋、鍜治橋、数寄屋橋はそれぞれ江戸城の外郭で武家地へ入るための門。ここから西側の丸の内は土佐藩等24の譜代大名の上屋敷が並んでいたそうな。一方、門の東側に当たる現在の「八重洲」は町人地で中央区にあたります。左側の絵は常火消同心の息子で八重洲生まれの江戸末期の浮世絵師歌川広重(と襲名二代目広重)による「びくにはし雪中(名所江戸百景)」で、八重洲口鍛治橋通り南側の商工中金本店あたりから銀座方向を見た風景を描いたもの。比丘尼橋(びくにはし)は昔の京橋川(現、東京高速道路)に架かる橋で、右側の〇やき十三里(=焼き芋)の裏手には外濠が流れて京橋川と合流していたようです。

140401Tyo Stn busterminal.JPGさて、本題の都バスに戻ります。東京駅南口からは東15、東16の都バスが出発していて、区内の八丁堀、新川を経て、佃、月島方面(東16)、湊、明石町、勝どき、晴海(東15)を経て江東区方面へ結んでいます。もんじゃや佃煮で有名な月島、佃はもちろん、外人居留地の歴史を残す明石町方面への観光には欠かせない足となるバスですが、同時に今の時期、新川公園、石川島公園などでは桜も満開です。3月末の週末は生憎の天気で花見は難しかったかもしれませんが、今週はお天気もよさそうです。東京駅南口からバスに乗って、隅田川の花見としゃれてみるのはどうでしょうか?

週末には新川、佃の桜現地情報もアップいたします。乞うご期待。