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"菜の花・桜"に"ヒヨドリ" <浜離宮恩賜庭園>

[サム] 2014年4月 7日 11:30

      R0017942CLLS.JPG   ヒヨドリ(2)CLLS.jpg

 

ヒヨドリ1RSG.jpg 2月の大雪被害により浜離宮恩賜庭園の約30万本の菜の花畑は、例年に比べ背丈も低く、不揃い感は否めませんでしたが、それでもなんとか立ち直り、黄色い絨緞が春の陽光に輝き、目を楽しませてくれました。

園内では、先月末満開を迎えたソメイソシノに続き、これからは約90本のサトザクラのシーズンです。

花園には、ヒヨドリが訪れ、花を啄ばむ姿が見られます。

ヒヨドリは東京では、1970年頃までは、夏の間は山間部の林の中で繁殖し、冬になると市街地に現れる代表的な "漂鳥" とされていましたが、次第に環境順化し、いまでは周年見られる身近な野鳥<留鳥>のひとつに数えられているようです。

理由は諸説あるようですが、明らかではなく、ただ雑食性の獲得がそのひとつにあげられていると聞きます。 尤も、渡りをする個体群も報告されているとのことです。

特徴として

 ①尾が長く、ほっそりとした体つきで、嘴は黒く先が尖る。

 ②全身灰褐色で雌雄同色。

 ③頬に褐色の部分がありよく目立ち、額から後頸はボサボサ。

 ④ピーヨ ピーヨと賑やかに鳴き、大きな波状を描いて飛ぶ。

 ⑤季節に応じ、いろいろなものを摂食。

   春には先端がブラシ状になった舌先で花蜜を舐めたり、花弁を食べることもある。

   夏には昆虫を捕まえ、秋~冬には木の実を食べる。

   畑の野菜や果物をつつくこともある。

等があげられています。

日本近辺にしかいない野鳥で、欧米のバードウォッチャーにとっては、珍しい種とされているようです。