「徳川時代、江戸城内に入御した御神輿を、三代将軍家光公以来、歴代の将軍が上覧拝礼する「天下祭り」として盛大をきわめ」た山王まつりが6月の週末に行われました(参考 日枝神社HP)。
神田明神と日枝神社が隔年で大祭を行い、昔なら、江戸城内まで入る名誉を受けてきた、そういう江戸の伝統の名残を感じられるお祭りです。
中央区に縁があるのは、神幸祭です。千代田区永田町の日枝神社をスタートし、あちこちを巡る大祭の中のイベントです。様々な装束で着飾った氏子が行う、いわゆるパレードです。途中、日本橋の分社を通り、そして中央通りを日本橋から銀座に向かって華やかにねり歩きます。
その後、コリドー街からガードを抜けて帝国ホテル方面に去ってしまいます。私は偶然、外出中に中央通りで見かけたのですが、少し追いかけ、コリドー街とその後帝国ホテル辺りで行列を眺めてみました。この行列が非常に長くて驚きました。
華やかな銀座に江戸時代の香りを届ける行列。コンビネーションとして面白いものです。
2020年にオリンピックが来ますが、日本の、あるいは、東京の、伝統を紹介するのにこのような銀座でのイベントは非常に効果的で意味があるのではないか、とふと思いついたのですが、こういう発想のイベントが実際に行われることはあるのでしょうか。
こんなことと関係なく、お祭りの伝統は続いていくことでしょう。