人形町の甘酒横丁交差点付近の路上で、自家製野菜や食料品の行商をしているおばあちゃんがいます。
千葉県我孫子市で農家を営む、染谷とよさん85歳。とよさんのお母さんも人形町で行商をしていた縁で、ご自身も50年くらい前から人形町で行商をしているそうです。
現在、行商するのは週に2回くらい(雨の日はお休み)で、時間は午前6時半ころからお昼過ぎまで。「朝は60歳になるせがれが車でここまで送ってくれる。昼過ぎまでいると持ってきた野菜はほとんど売り切れるので、午後2時頃の空いた電車でのんびり我孫子まで帰る。」とのことです。
「お客さんは、自分で野菜を選んでお金を置いて行ってくれる常連さんがほとんど。今の時期は特にトマトが甘くておいしいと評判で、今日も早々に売り切れてしまった。昔は行商をする人がたくさんいて専用列車まであったけど、今ではほとんどいなくなってしまった。私もいい年だからいつやめてもいいんだけれど、私が来るのを楽しみに待っていてくれるお客さんがいるからね。町内会長さんをはじめ、人形町の人たちはみんな人がいいので続けられている。」とお話して下さいました。
いつまでもお元気で、人形町に来て下さいね。