梅雨明け宣言はまだだというのにこの暑さ、本格的な夏到来の前に最早バテ気味の今日この頃ですが、皆様は如何でしょうか?こういう時は美味しいものを食べてリフレッシュするに限るとやってきたのは「佐賀牛のオリジナルせいろ蒸し」が人気の「銀座季楽」さんです。銀座5丁目の並木通りに面したビルの5Fにあります。「季楽銀座」店は「JAさが」のアンテナショップならぬアンテナレストランとして2005年9月にオープンしました。そろそろ10年になり、すっかり銀座に根を下ろし予約の取りにくいお店のひとつになっています。
少し時間をずらして予約したのですが広い店内はほとんど満席。食いしん坊の友人のお勧め「オリジナルせいろ蒸し」をお願いすることにしました。お肉のランクによって「最高級佐賀牛」9000円、「佐賀牛」5500円、「国産牛」3000円のチョイスができます。今回お願いしたのは「佐賀牛」5500円コースー「前菜の盛り合わせ―佐賀の彩」「季楽せいろ蒸し」「炊き立てご飯とふるさとの漬物」「特製デザートー季節のうまかもん」「嬉野茶」です。
前菜の盛り合わせ」はコーンスープの冷製ポタージュ」「佐賀牛の冷製」「コンフィ」「茄子の揚げ浸し」、メインの佐賀牛のせいろ蒸しはまず30cm四方のせいろにびっしりと敷かれた季節の野菜ときのこ、野菜がしんなりとしたところで佐賀牛のお出ましです。1回分の量ずつ入れられて丁度のタイミングで係りの方がお皿に取り分けてくれます。ポン酢とゴマダレの2種のたれ、何回か繰り返すうちにあの凄いボリュームのお野菜をすっかり平らげてしまいました。!次に運ばれててきたのは可愛いサイズのおj釜、時間を見計らって炊き上げるのが一番難しいとか、ぴかぴかのお米の粒が立っています。佐賀産のお米「夢のしずく」です。友人は2回お替りしたのでめでたく完食。デザートはきなこのアイスクリームとフルーツコンポートとジュレ、バナナとマンゴーのクリームブリュレ。嬉野茶です。供される器は深川製磁、柿右衛門窯、中里太郎右衛門窯、そして初めて出会った肥前名尾和紙。名尾和紙は元禄期から始まった歴史の古い和紙ですが、「梶」が原料とのこと。楮や三椏は多いのですが「梶」は初めてです。JAさんの経営だけあって食材のほとんどは佐賀からの直送、佐賀県の農産、畜産等「佐賀のうまかもん」勢ぞろいでこれぞ"TEAMさがと言いたくなる気分です。また特筆すべきはサービスの方の感じよさ、受け答えの知識といい、サービスのタイミングといい久々に気持ちのよい接客だと感じ入り、九州びいきの友人は「やはりサービスは九州です」とすっかり第2の故郷自慢です。暑さを凌いで美味のひとときを銀座でお過ごしになるのは如何でしょうか?
季楽銀座
銀座5-4-6ロイヤルクリスタルビル5F TEL5568-7080
ランチ11:30~15:00、デイナー17:00~23:00(オーダーストップは30分前)
尚価格は取材時7月18日のものです。