8月2日から、郷土天文館(タイムドーム明石)の区民ギャラリー前では、郷土天文館サポーターによる『中央区のモノ・動物供養碑めぐり~「塚」は何を伝えていくか~』というミニパネル展が開催されています。
「ミニ」というタイトル通り、8ヶ所12点の供養碑の、写真パネルの展示なので、こぢんまりとした感じではあるのですが、何気なく通り過ぎている場所に、こんなものがあったのかと、ご覧になった方はびっくりされることと思います。
会場には、「中央区 モノ・動物供養碑マップ」というA4のチラシがありましたので、いただいてきて、早速すぐ近くの波除稲荷神社に行ってみました。
境内には、パネル写真にあったとおりに、海老塚や鮟鱇塚が建立されていていました。
パネルに書かれた説明を読んでから行くと、珍しさだけではなく、魚河岸に生きる方たちの生活と、私たちが生きていく上で奪っている命への感謝に、思いを馳せずにはいられません。
でも魚河岸と言えば、マグロ。
マグロの供養碑は?と思ったら、こちらは地下鉄築地市場駅がある、正門の方にありました。
地図によれば、その他にも、佃の住吉神社には「鰹塚」、鐡砲洲稲荷神社には「針塚」、小伝馬町の身延別院には「鰻塚」など、日頃私たちがお世話になっているモノや動物の供養碑があるとか。
ウォーキングや自転車で廻れるくらいの距離です。
残暑も峠を越えて、これからは過ごしやすくなってきます。
このパネル展を見て、実際に供養碑にお詣りするのも良いのではないでしょうか。
なお、この郷土天文館サポーターによるミニパネル展は、9月28日まで開催されていますが、その後もテーマを変えて、来年3月末まで、合計4回開催の予定だそうです。
とりあえずは、次回10月4日から予定されている「岸田劉生と銀座」展も楽しみです。